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失敗するアルミパレットの使い方と、不透明水彩絵具の復活方法

 

こんにちは

 

画家の青木鮎美です。

 

 

今日は以前このブログでご紹介した不透明水彩とアルミパレットの続報です。

世界堂オリジナルのアルミパレットです。
世界堂オリジナルのアルミパレットです。

 

以前ご紹介したブログはコチラです。→「水彩絵具 DESIGNERS GOUACHE/WINSOR&NEWTON 24色」

 

このブログを読んでもらえば分かりますが

 

私はアルミパレッドに不透明水彩を入れて使用していたのですが

 

これが大失敗。

見事に剥離しました。

 

これでは持ち歩きできません。

 

そもそも

 

透明水彩不透明水彩ってどう違うの?

 

という疑問から解決した方が、どうして失敗したかが明確に分かります。

 

透明水彩と不透明水彩というのは、実は同じ絵具です。

 

絵具というのは、水彩絵具に限らず色の素となる顔料と、顔料を紙などに接着させる展色剤

を組み合わせて作っています。

 

水彩絵具の場合は、顔料とアラビアガムという展色剤で作っています。

 

透明水彩と不透明水彩の違いは、この顔料とアラビアガムの配合比率の違いによるものなのです。

  (参考文献/「わかる!選べる!使える!画材BOOK」磯野キャビア著/玄光社)

そして、「不透明水彩」というのは「透明水彩」に比べて展色剤の量が少なく、顔料の密度が濃いため

 

アルミパレットの上で乾燥させると、剥離してしまうのです。

ということで、私が以前に作成した「不透明水彩パレット」は失敗に終わったわけです。

 

だからといって、剥離してしまった絵具を捨てるのはもったいない。

 

何かいい入れ物はないかなとダイソー内を歩いていると、ちょうどいい容器がありました。

 

これは、3個100円(税抜)で販売していましたが

 

もしかしたら、ビーズ収納用品にもっと適したものがあった可能性もあるので、

 

自分で探してみるのも楽しいかもしれないです。

 

固まった不透明水彩を溶かして使用してみましが、問題なく使用できました。

 

これは、その絵具を溶いて描いた絵です。

「アルストロメリア・オーレア」 別名 「ユリズイセン」
「アルストロメリア・オーレア」 別名 「ユリズイセン」

 

そして現在、このアルミパレットは

 

透明水彩用パレットとして使用しています。

 

プラスチックパレットと比べて、撥水作用が高いです。
プラスチックパレットと比べて、撥水作用が高いです。

無事解決して良かった、良かった。