9月10日は下水道の日。
1961年当時、下水道の普及率が全国で6%とかなり低く
これを高めるために下水道を所管していた建設省と厚生省などが全国下水道補足デーとして定めた日
それが今日です。
今日で39歳になりました。
8月くらいから、ある作品から逃避をしまくっています。
10代の頃、すべてにおいて、「油断」「浅はか」「バカ」「若さ」「ブス」
を代名詞にするような人間でした。
勝手に一人で世間を斜めに構えてみるわりに何の実力もないので、
「まずはそういうとこだぞ!」
とみんなに怒られ、それなりに真面目に過ごした20代
そんな10代と20代のモラトリアムの最中に作成したお話。
ずっと封印しておこうと
そう思っていたけれど
好きなことをできる環境になったことに浮かれ、ついつい発表。
それが
今
私を「羞恥」という炎で
あぶってきます。
はい
その作品のタイトルは
「黒い勇者」です。
封印したはずだった黒歴史を自ら小冊子にしてさらけ出した前回の個展。
本当にもう、いまさら顔から「羞恥」という火が燃え盛りまくっています。
そして、さらに今更デジタル絵本として発表してしまっている事実!!
ヒィー!
助けて!もうやめて!
そんな感情と戦いながら、現在10枚の原画を追加で描いているのですが
もうずーーーーーーーっと悩んでいます。
それは、「今は明るく希望が持てる作品を描きたい」
という気持ちがとても大きくなっていて
「あのころのような時代の空気と、モラトリアムに包まれた作品はもう描けない」
ということでもあります。
コロナの影響ももちろん、とてつもなくデカい。
8月から取り掛かっていましたが、どうしても迷いが消えず、今日まで来てしまいました。
一人でもこの作品を楽しみにしてくれている方がいるかぎり、最後まであがきたい!
でももうできない!
という思いが丸の内線のようにグルグルと回っておりました。
じゃあどうするか
結論を出しました。
「黒い勇者」
一旦封鎖します!
もうほんっっっっとにごめんなさい!!!
作品も作者も生ものなので、どうしてもこういったことが起きてしまいました。
真剣に向き合った結果、これは今は出せない
という判断になりました。
ごめんなさい。
皆さんに楽しんでお話を提供できるように、これからも頑張っていきます。
引き続き、応援していただけると嬉しいです。
2020年9月17日
青木 鮎美
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