11月のとある平日
個展終了のご褒美として
ムーミンバレーパークへ行ってきました!
今回はどういう風にこのブログを書こうかと考えていたのですが
というのも
今回、初めて行くのと、情報が少ないので、あまり効率よくは回ることが出来なかったのです。
楽しかったのです!
楽しかったのですが!
あああーーーーーー!!!
今これか!
この体力ゲージが残り3分の1の状態でここに来たくはなかった!
というようなことがあり
このブログを訪れた方には、せめて後悔のないように回っていただきたい。
ということで
青木流
「ムーミンバレーパークのおすすめコースを考査する」
を極力ネタバレなしに開始したいと思います。
まずですね
ムーミンに関心がないという方でも
行く前にこれだけは押さえておいてほしいものがあります。
それは、この絵本
『それから どうなるの?』(講談社)
これを先に押さえておくだけで、このムーミンバレーパークに対する満足度がググっと上がります。
なぜかというと、それは是非、園内にある「コケムス」3Fへ足を運び納得していただきたい!
※コケムスは(フィンランド語で「体験」の意味)
そしてもちろん、ムーミンの魅力と言えば、トーべ・ヤンソンさんの書いた原作ムーミンシリーズ!
これを全部読んでから行くと
もうノックアウトされます。
これだけ言えばお気づきかと思われますが、私はムーミン原作派です。
そんな原作派の人が前情報なしにこのコケムス3Fへ足を運ぶとどうなるか。
「うそっ!
こんなエリアが現実に存在しているなんて…
ここ天国じゃないよね
私、死んでいないよね!!?」
死んでませんでした。
生きてて良かった。
嘘偽りのない、私の感想です。
そしてこの3Fにあった展示の中で1番感動した箇所がありました。
これは原作を読まれている方なら、この展示を作られた方々の心意気にやられるはずです。
皆さん、「モラン」をご存知でしょうか?
ムーミンのお話の中には、大きく分けて陰のキャラと陽のキャラがいます。
相反しているようで、じつはどちらも同じく陰と陽を持ち合わせているのがムーミンに出てくるキャラクターの最大の魅力なのですが、この「モラン」に関して陽の部分はありません。
ここで『ムーミン童話の百科事典』(講談社)から、「モラン」についての解説を見ていきましょう。
「世界でいちばんつめたい、大きな灰色の女のまもの。
(中略)
モランはいつもひとりで、ほとんどものをいわず、モランの実体はだれにもわからない。
(中略)
モランは人々にきらわれ、孤独である。そのためあたたかみを求め、暗やみにともる火やあかりによっていく。」
はい、悲しくなりました。
そうなのです。
モランは悲しい女なのです。
そんなモランを、私は他人だと思えず、いつも切なくなります。
モランは原作の小説(『ムーミンパパ海へいく』)で、ムーミンとの交流により少しずつ変化していきます。
そんなモランへ
まさに敬意を表した展示がありました。
この展示に関わられたすべての皆さま、そしてトーベに
私は心から感謝の意を述べたいと思います。
そうして本題からずれてしまったこの体験記は、次回に続くのでした。
(やべー、長くなるぞこれ)
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