2019年9月21日、ついに
戻ってきました!
イタリア・ボローニャ国際原画展に応募した作品が、私の手元に戻ってきましたよ。
私が応募したのは約1年前の2019年9月3日
追跡で追った結果、9月10日に作品が無事到着したことが分かりました。
もう今年の応募も始まっていて
実のところ、あきらめていました。
落選した作品だし、雑な扱いをされてもしょうがない
出来るなら、このブログで皆さんに情報としてボローニャのことをお伝えしたいなと思っていたので、ガッカリだ
くらいの気持ちでいたのですが
8月末日
一応、ボローニャ事務局にはメールを送っていました。
「Dear Illustrators Exhibition
Bologna Children’s Book Fair,
It’s nice to meet you.
My name is AYUMI AOKI
I asked to return my entry in 2018,but I still haven't received it.
Can you tell me what the condition is?」
訳すと、
「こんにちは 青木っていいます。作品返却希望したんだけど、まだ届いていません。私の作品、今どういう状態?」
みたいな感じです。
この英語の信憑性については、勘弁してください。
それはさておき
開封していきましょう!
ドキドキ
中には
「GIAPPONE INED」=「日本国」
と書かれた封筒が入っていました。
封筒を開けてみると
ジャン!
ちゃんと5枚入っていました。
良かった~
さあさあ、皆さま
お待たせしました。
2019年ボローニャ国際原画展に落選した作品をご紹介します!
こちらです!
タイトルは
「Black brave」
オリジナルのストーリ (15年くらい何度も温め直し、練り直しているブラックファンタジー)です。
ジャンルは「フィクション」で応募しました。
ここで白状しますが、私、この「ノンフィクション」と「フィクション」の違いをちょっと取り違えていて、
作品のサイズ間違えていたのです。
どうしたかというと、完成後30㎝くらい切りました。
キャァァァァァァァァァー!!!
これ、描いている人なら分かると思いますが、とんでもないことです。
最後は「女は度胸だ」と叫んでカッターを掴みました。
もうこの時点で、アレですよね。
そんな私ですら、ちゃんと審査してもらえたことを、私は感謝しています。
しかも、これ、以前ご紹介した『ボローニャ・ブックフェア物語』を読んで知ったのですが
この公募展
出品料なし、出品作品の返送費もブックフェア負担(希望者のみ)、しかも応募した方は、ブックフェアの無料入場券も配布というとんでもない優遇措置が取られたものなのです。
こうなった経緯については、この本を読むとよく分かるのですが、
簡単に話すと
「参加費を取ったら国々の間にある経済格差で参加できなくなる人がでてくるじゃん。」
というようなことを、創立から36年にわたりブックフェアの運営責任者だったフェッラーリ氏が言ったそうです。
その信念がいまもこのフェアには残っている、ということらしいですね。
私、これを読んで板橋区立美術館主催の「夏のアトリエ」参加を決意したのですよ。
ということで、タイトル通り、作品が1年以上かかって戻ってきました。
ブックフェアさん
疑ってごめんなさい。
あのとき毒を吐いた自分を平手打ちしておきました。
こんな経緯をもって開催しているボローニャ国際原画展に応募できることは、とても恵まれたことだと感じています。
あきらめず、何度でも、チャレンジしたいですね。
そしてこのブログが
これから応募しようと思っている方の後押しになれたいいなぁ、と思っています。
みんな頑張れ~
この落選した作品、個展会場へは持っていこうと思うので、ダメ出し(オブラートに包んだ)をお待ちしております。
※ちなみに、作品の返却は期限内にメールで返却希望した方にしか行われないのでご注意下さい。
個展情報です。
◎ 展示タイトル
青木鮎美展「過去への疾走」
◎ 日時・場所
- 期間:2019/10/29(火) 〜 2019/11/4(月・祝)
- 時間:11:00 ~ 18:00 (初日13:00〜/最終日〜17:00まで)
- 場所:gallery re:tail (ギャラリー リテイル)
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション103
個展のもっと詳しい情報はこちらです。
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