梅雨入り真っただ中の東京で
2019イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展関連イベント
「夏のアトリエ」が開催されました。
この「夏のアトリエ」
どんなイベントかというと
・イラストレーター対象のワークショップ
・ボローニャ展の恒例イベント
・参加は計3回まで。3回で卒業となる
・講師は板橋区立美術館の方がチョイスしてきた人
・期間は5日間(今回は7月2日~6日)
というもので
定員数(約20名)が決まっているので、一応審査らしきものもあるらしく(私は詳細分かりません)
参加方法は事前に往復はがきへ簡単なプロフィールを記載して板橋区立美術館に送ります。
今年でこのイベントも21回目を迎えたそうで、今回の講師はアルゼンチンのディエゴ・ビアンキ(Diego.Bianki)さんという方でした。
ディエゴさんはイラストレーターや出版社として国際的に活動されている方で、2019年のボローニャ審査員も務めた方です。
そして、驚くなかれ
ディエゴさん
この「夏のアトリエ」のために、在住のウルグアイから日本まで2泊3日の長旅をして、この日本の東京都と埼玉の境目、
板橋区成増まで来てくれたのです。
往復だけで6日間
ヒッ!!
ディエゴ先生はイタリア語とスペイン語を話されるので、
参加者とディエゴさんのコミュニケーションを手伝ってくださるスペイン語翻訳家の宇野和美さんも一緒にいてくれました。
宇野さんはミラノフ洋書店というスペイン語の子供の本専門ネット書店を経営しています。
宇野さんの訳された本でとても良い出会い(本との)があったので、後ほどブログで紹介しますね
そんなこんなで
もうなんか
いろいろとありがたい状況の中で、この夏のアトリエは始まったのでした。
今回、このワークショップが始まる前に宿題が出されてました。
それは
「散歩の小さな記録」あらかじめ小さな手帖やスケッチブックに1週間程度の観察記録を作るのが望ましいです。
文章や絵や拾ったものを貼り付けて自分だけの記録を作ってください。
というものでした。
いろいろ
モロモロ
やりかけのものが散在していましたが
1週間かけて、この小さな記録を
作成しました。
ときには
蚊に刺され
ときには
人に怪しまれ
暑かったり、雨が降ってきてしまったり
家でボソボソと絵を描いていたら体験しなかったようなことを全身に受けながら
作成しました。
これが
まさに
ディエゴ先生の意図していたことでした。
そして、今回のワークショップのテーマは
「資料、記録、アイデアの構築」です。
このスケッチこそ、インターネット上の便利な情報から離れて、実際に自分の足で歩いて観察するということへの第一歩になったわけで
そこで、気がついたこと、面白いと思ったもの、様々な刺激を与えてくれるものをスケッチしたり資料を集めたり、それをもとにアイデアを構築していくことを実践します。
今回、この「夏のアトリエ」のレポートは少し長くなりそうなので
何回かに分けて書いていきますね。
コメントをお書きください