蚊取り線香の匂いがする入り口に勇気を出して近づくと
水鉢があり、中で金魚が泳いでました。
中へ入ると、そこは
愛知県にあるモリコロパーク(愛・地球博記念公園)内にある「サツキとメイの家」と同じような
昭和初期の日本家屋がありました。
中はそんなに広くはなく
30歩もあるけば、ギャラリー全体を一周できます。
ちょうどそのときは盛國泉さんという方が、Cast Glassと呼ばれる工芸品を展示されていました。
一瞬見ただけで私は、「あっ、今日ここへ来て良かった」と思いました。
ちょうど窓辺に置かれた作品の数点が
軒先から見える景色と交差してみえました。
不思議な光景です。
溶けない氷細工たちが
この「上り屋敷」にいたずらしにきたように
愛らしく見えました。
たぶん、今日ここでこのまま帰ってしまったら
もう二度と会えないであろう作品たちとの別れに
その場を離れがたくなってしまい
どれくらいですかね
20分はいたと思います。
ギャラリーの方ともお話したり、楽しい時間が過ぎていきました。
そして帰宅
今日はなんだか濃密な時間をゆっくりと過ごすことができた日だったと思いにふけっていました。
運命の出会いについてですが
こちらの方です。
フフフ
買ってしまいましたよ
ギャラリーの写真の中にいるのですが、どこにおいてあったものだかわかりますか?
知り合いの方でない人の美術作品
購入したのは初めてです。
お話を聞いたら作者の方は北九州の方で
貸ギャラリー代に加え、搬入搬出だけでもとても金銭的に大変だっただろうなと勝手に想像をしました。
多少自分にもかさなり、応援したくなったわけです。
価格は約2万円
今年の6月で務めていたパート先を退社するので
お疲れ様の意味も含め、自分へのプレゼントにしようと
いろんな言い訳を思い浮かべながら
財布を開きました。
池袋モンパルナス「回遊美術館」
全てを見てきたわけではないのですが
思った以上に池袋の再発見が出来たなと感じました。
来年も、またこの時期に池袋を散策したいな。
ギャラリー上り屋敷
場所:豊島区西池袋2-32-6
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