最近、わりと良い筆を使用するようになりましたので
少しでも長くいい状態で使用したいという思いが強くなりました。
動物の毛を使用してってことは、筆用に毛を刈られた動物もいるわけなので
そこも忘れないでおきたいところです。
さて、ここからは筆の保管方法について掘り下げていきますので、
ご興味のある方、必見です。
まず、筆と言うのは毛です。
皆さん、ご自身の頭髪のお手入れ方法を思い出して下さい。
まず、汚れを水で流して、シャンプーで洗ってリンスで髪の保護をしますよね。
筆も同じです。
多くの筆は動物の毛や、人工毛というものが使用されています。
つまり、毛であることには変わりないわけです。
それを念頭に置いておかれると、この筆のお手入れがどれだけ大事なことかが分かります。
今回は、水彩用の筆のお手入れについてです。
以前の私の水彩用筆お手入れ方法です。
① 水で洗う
② 吊るして干す
以上でした。
この方法だと、10回も使用したら、もれなく筆はパサついてきます。
ではどうしたら長く良い状態で使用できるでしょうか
まずは
材料(頭髪を洗うときで言うところの「シャンプー」「リンス」です)を揃えることからです。
この2点を購入してみました。
・「ダ ヴィンチ画筆 クリーニングソープ」
・「ブラシソフター(筆毛保護材)」
商品説明です。
「ダ ヴィンチ画筆 クリーニングソープ」
筆をクリーンアップする専用ソープです。水だけでは落ちにくい絵の具を石鹸の泡で落とすことができます。
「ブラシソフター」
筆洗後の筆のトリートメントとしっとりとした柔軟性を与える保護材です。
使用方法です。
筆が長持ちするお手入れ方法(水彩絵の具の場合)
① 水で洗い流します。
② 天然毛と人工毛の筆は、「ダヴィンチの筆用石鹸」とぬるま湯を使って、白い泡が立つまで洗ってください。
天然毛の場合、毛の油分が抜けるような強い洗い方は避けてください。油分を失った毛はダメージを受けやすく、筆の寿命が短くなります。
③ すすぎの際は、穂先を優しく揉み洗いし、特に毛の根元の口金の部分に残る絵の具を丁寧に洗い流してください。
④ 綺麗な布で水分を取ります。
⑤ 洗った筆を「ブラシソフター」に約1分間浸し(または少量をすり込み)軽く布でふきとって下さい。
良質の毛を使用した筆には特に効果的です。
⑥ 筆を自然乾燥させます。ドライヤーなどを使って強制的に乾燥させないでください。
毛を痛めるだけでなく、持ち手の木軸が熱により縮み、口金の緩みの原因となります。
(ホルベイン画材株式会社HPより「ダ ヴィンチ画筆 クリーニングソープ」の説明、
株式会社 くさかべHPより「ブラシソフター(筆毛保護材)」の商品説明より引用)
この方法で1か月くらい使用してみましたが、いつまでも穂先がなめらかに保てました。
おススメのお手入れ方法です。
商品名/ブラシソフター(筆毛保護材)
販売元/株式会社 くさかべ
購入店/世界堂新宿本店
価格/100ml 750円(税抜)
商品名/ダ ヴィンチ画筆 クリーニングソープ
輸入販売元/ホルベイン画材株式会社
購入店/世界堂新宿本店
価格/650円(税抜)
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