カテゴリ:「ケトルは あるひ」



ケトルは 「はい、どーぞ」と さびしい おはなに みずを ぜんぶ あげるんだ。 ケトルが カラカラに なるまでね。

ケトルは いっしょうけんめい とんでいく。 でも そんなに はやくは とべないの。

まちは たくさんの ひとで あふれて いました。 でも ケトルは わきめも ふらず どこかへ むかって しゃぼんだまと いっしょに プカ プカ と とびたちました。

ケトルは あるひ だいどころを ぬけだして カン カン カン と おそとへ とびだしました。